韓国旅行が近づいてくると、海外旅行保険に入るか悩みますよね。
飛行機やホテル代でお金がかかるから、他の出費はなるべく抑えたい。
クレカ付帯の海外旅行保険だけで済ませてる人も少なくありません。
結論としては、クレカ付帯の海外旅行保険だけでなく、任意の海外旅行保険への加入がおすすめです。理由は、クレカ付帯の海外旅行保険だけだと補償内容が十分ではない可能性があるからです。
この記事では、韓国旅行で海外旅行保険に加入すべき理由や、実際に韓国旅行であったトラブル事例を紹介していきます。記事を読めば、自分に必要な海外旅行保険がわかり、安心して韓国旅行に行けますよ。
韓国旅行で海外旅行保険に入るべき理由
韓国旅行で海外旅行保険に入るべき理由は以下の3つです。
- 韓国は日本と比べると犯罪発生数が多い
- 医療費が高額になるリスクがある
- 飛行機遅延による延泊費用をカバーできる
海外旅行保険に入っていないと、万が一のときの医療費や延泊費用なども自分で負担しないといけません。
韓国は日本と比べて犯罪発生数が多い
実は、韓国は日本の約2.16倍も犯罪の発生数が多いです。このため、犯罪に巻き込まれてしまうリスクが日本よりは高いといえます。
以下は2023年度の日本と韓国の犯罪発生件数の比較です。
日本 | 韓国 |
---|---|
703,351件 | 1,520,200件 |
韓国は世界的に見れば平和な国ですが、日本と比較すると事故や事件の発生数が多いです。日本にいるときと同じように行動していると、スリやぼったくりなどの被害に遭う可能性があります。
スリや盗難は海外旅行保険の携行品損害補償で補償可能です。対象となる携行品や申請手順は保険会社によって異なるので、事前に確認しておきましょう。
海外旅行保険への加入だけでなく、現地でも夜道や荷物に気をつけるなど、日本よりも気を引き締めた行動をしてください。
医療費が高額になるリスクがある
韓国は日本と同様に一般的な医院で治療を受けた場合の自己負担割合は3割です。しかし、韓国では医療機関の規模などによって負担割合が異なります。
自己負担割合は3~6割と幅があります。グレードの高い医療機関である上級総合病院では全額自己負担。日本よりも医療費が高額になる可能性が高いです。
【参考サイト】
≫保険市場(外部サイト)
≫イシャチョク(外部サイト)
韓国旅行では、本場の韓国料理を目当てに韓国旅行を計画している人も多いのではないでしょうか。
友達が調子に乗って辛い物を食べ過ぎて大変だった・・
せっかくの韓国旅行で、いつもより食べ過ぎてしまって体調不良を起こす人も少なくありません。常備薬だけでは対処できない場合には、現地の病院に行く必要があります。
万が一のことを考えて、海外旅行保険に加入しておくと安心です。
飛行機遅延による延泊費用をカバーできる
韓国旅行で2回も飛行機が遅延・欠航したことがある・・
海外旅行保険に加入していれば飛行機が遅延したり、欠航したりした場合の延泊費用等をカバーできます。時季によっては、台風など悪天候の影響で飛行機の遅延や欠航する場合もあります。悪天候が原因の場合、他の便に振り替えることも難しいです。
結果的に韓国に延泊する必要があり、ホテルや洋服などの追加費用がかかってしまいます🌀クレカ付帯の海外旅行保険だと、グレードの高いクレカを除き、基本的には飛行機遅延の補償は含まれていません。
一方、任意加入の海外旅行保険であれば飛行機遅延によって生じた損害を補償できます。標準で付いていない場合が多いので、必要に応じて追加しておきましょう。一般的には1~2万円の補償額が設定されているので、延泊費用や替えの下着類もカバーできます。
飛行機遅延は出国の3日前程度でないと補償を付けられない場合が多いです。時季を考慮して、必要な場合は早めに加入しておきましょう。
韓国旅行はクレカ付帯の海外旅行保険だけじゃダメ?補償内容が十分と思うならOK!
飛行機やホテルでけっこうお金を使ってる・・節約のためクレカ付帯の保険だけじゃだめかな?
飛行機やホテル、旅行はなにかとお金がかかりますよね・・🌀「保険にかけるお金はなるべく節約したい」という方も多いはず。
結論としては、不安に思うなら任意の海外旅行保険にも加入しておくのがベストです。ただし、「クレカ付帯の海外旅行保険の補償内容で充分!」と思う人は、任意加入の海外旅行保険に入る必要はありません。
海外旅行保険は加入前に補償内容を確認しよう【私が入った海外保険を紹介】
海外旅行保険は、クレジットカードの特典で付いている海外旅行保険と、別途任意で加入する海外旅行保険の2つがあります。
とりあえず任意加入の海外旅行保険も入っておこう
よくわからないままに、任意の海外旅行保険に加入している人も多いのではないでしょうか。しかし、補償内容を理解していないまま海外旅行保険に入るのはお金がもったいないです。
一般的な海外旅行保険では、以下のような内容が補償されます。
- 治療費用
- 傷害死亡
- 傷害後遺障害
- 疾病死亡
- 救援者費用
- 賠償責任
- 携行品
- 航空機寄託手荷物遅延
各項目の保険金額の目安がわからない・・
海外旅行保険3社を比較しました。いずれも各社が提供する最安プランの保険金額です。
補償項目 | 保険金額 | 保険金額 | 保険金額 |
---|---|---|---|
治療費用 | 1,000万円 | 1,000万円 | 1,000万円 |
傷害死亡 | 1,000万円 | 500万円 | 1,000万円 |
傷害後遺障害 | 1,000万円 | 500万円 | 1,000万円 |
疾病死亡 | 1,000万円 | 500万円 | 1,000万円 |
救援者費用 | 1,000万円 | 1,000万円 | 1,000万円 |
賠償責任 | 1億円 | 1億円 | 1億円 |
携行品 | 30万円 | 30万円 | 30万円 |
航空機寄託手荷物遅延 (定額払) | 1万円 | – | 30万円 |
その他 | – | – | 緊急歯科治療10万円 テロ等対応保険金1万円 弁護士費用等100万円 |
合計保険料 | 870円 | 1,360円 | 870円 |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
検索条件は以下です。
- 目的地:韓国
- 旅行日数:3日間
- 加入人数:1人
上記はあくまで各社の最安プランの保険金額。個人の考えによっては、
後遺障害にはもっと保険をかけておきたい。
傷害死亡でお金をもらっても・・
など、いろいろな考えがあると思います。保険金額は自分が安心できる金額に調整してください。
参考までに、私が韓国旅行で実際に加入した際の海外旅行保険はこちら
補償項目 | 保険金額 |
---|---|
契約タイプ | P1 |
治療費用 | 1,000万円 |
傷害死亡 | 1,000万円 |
傷害後遺障害 | 1,000万円 |
疾病死亡 | 1,000万円 |
救援者費用 | 1,000万円 |
賠償責任 | 1億円 |
携行品 | 30万円 |
航空機寄託手荷物遅延 (定額払) | 1万円 |
航空機遅延等※ (定額払) | 1万円 |
合計保険料 | 1,170円 |
あくまで参考なので、ご自身に合った金額を設定してくださいね😊
補償内容が満足な人はクレカ付帯の海外保険だけでOK
クレカ付帯の海外旅行保険の補償内容を確認して、補償内容が十分だと感じた場合は別途、海外旅行保険に加入する必要はありません。
補償内容が十分かを判断するためには、自分が持っているクレカに付帯する海外旅行保険の補償内容を確認することが重要です。韓国旅行前に必ずチェックしておきましょう。一般的に、クレカのグレードが高いと海外旅行保険の補償内容も手厚い場合が多いです。
主なクレカ付帯の海外旅行保険の補償内容のリンクをまとめたので、以下から確認してください。
各クレカの海外旅行保険の補償内容リンク一覧
https://www.rakuten-card.co.jp/overseas/insurance
https://www.eposcard.co.jp/insurance/pdf/travelguide_epos_visa_gold_202310.pdf
https://www.smbc-card.com/mem/cardinfo/cardinfo4010539.jsp
https://insurance.jcb.co.jp/cm/service/card/kojin/00005.html
https://www.ana.co.jp/amc/reference/anacard/pdf/annai1_1_210401.pdf
https://www.jal.co.jp/jp/ja/jalcard/function/travel_insurance/compare_inter.html
ここに無いクレカをお持ちの場合は、ぜひコメントで教えてください!
不安な人は任意の海外旅行保険への加入がおすすめ
クレカ付帯の海外旅行保険の補償内容を確認し、不安な項目がある場合には任意の海外旅行保険に加入しましょう。韓国だから海外旅行保険に加入してなくてOKということはありません。韓国は日本とは文化や生活習慣も異なる海外です。
クレカ付帯の海外旅行保険だけでは、補償額や補償内容に満足できない場合もあります。
韓国旅行中も「あの補償金額はちょっと足りなかったかも・・」と不安に思うくらいなら、任意の海外旅行保険に加入しましょう。お金で解決できることは先に解消したほうが、せっかくの韓国旅行も楽しめますよ。
クレカ付帯と任意加入の海外旅行保険は組み合わせられる
韓国にクレカを持って行くけど、追加で任意加入の海外旅行保険に入ったらどうなるの?
結論からいうと、クレカ付帯の海外旅行保険と任意加入の海外旅行保険は、補償内容によっては合算が可能です。
韓国は日本よりキャッシュレス決済が進んでいます。現金をたくさん持ち歩くのは不安なので、韓国旅行ではクレカ決済を利用する方も多いですよね。クレカ付帯と任意加入の海外旅行保険の組み合わせで、お得に補償内容を手厚くしましょう。
海外旅行保険の補償内容のうち、「傷害死亡・後遺障害」については補償額が一番多い金額、そのほかの項目では合算が可能です。
パターン①クレカ付帯×任意加入の海外旅行保険
クレカ付帯の海外旅行保険と、任意の海外旅行保険に加入しているケースを見ていきます。
クレカと任意加入の海外旅行保険を組み合わせる場合、すべての補償が合算額になります。
【参考サイト】
≫エイチ・エス損保(外部サイト)
パターン①複数クレカ(クレカ付帯×クレカ付帯)
海外旅行保険が付帯するクレカを複数所持していた場合、以下のようになります。
内容によっては補償額の合算が可能。複数枚のクレカを所持しておけば、任意加入の海外旅行保険は不要になる可能性もあります。
万が一のときのために、クレカは複数所持しておくことがおすすめです。いつものクレカが韓国では使えなかったり、紛失や盗難にあったりするリスクがあるからです。
実際に私も韓国でいつものクレカが使えなくなるトラブルがありました。クレカが使えないと、せっかくの韓国旅行も楽しめません🌀リスク回避のため、クレカは複数持って行きましょう。
クレカ付帯の海外旅行保険の適用条件を確認しておこう
クレカ付帯の海外旅行保険は、以下2つの適用条件があります。
- 自動付帯
- 利用付帯
自動付帯の場合、海外旅行保険が付帯されたクレカを韓国に持って行けば保険適用となります。利用付帯の場合は、適用条件を満たさないと保険適用外となるので注意してください。
適用条件は各クレカ会社によって異なります。海外旅行におすすめなのが、年会費無料のエポスカードです。エポスカードは海外旅行保険の適用条件をクリアしやすく、海外旅行に行く人なら1枚持っておいて損はないクレジットカードです。
エポスカードがおすすめな理由は別記事「韓国旅行にエポスカードがおすすめな5つの理由」で紹介しています。最短即日発行なので、まだ持っていない人は韓国旅行前にサクッと作っちゃうのがおすすめです。
エポスカードはVISAだから韓国でも使いやすい!
韓国旅行で入るべき海外旅行保険を選ぶときのポイントや料金相場
韓国旅行における海外旅行保険の相場やどの保険を選ぶかのポイントを解説します。
韓国旅行では、以下のようなトラブルが発生しています。
- 窃盗(置き引き・スリ)
- 詐欺
- わいせつ(性犯罪)
- 暴行傷害事件
≫外務省海外安全ホームページ(外部サイト)
韓国で起こりうるトラブルをカバーできる海外旅行保険への加入が重要です。
海外旅行保険は補償内容、保険金額、連絡手段がポイント
韓国旅行で海外旅行保険に入る際、ポイントになるのは以下の3つです。
- 補償内容でカバーされるもの
- 自分が安心できるか保険金額か
- トラブル時の連絡手段
補償内容は海外旅行保険に加入することで、どんなトラブルがカバーできるのかを理解するために必ず確認します。補償金額はトラブルがあった際に補償される金額。韓国で事故に遭った場合、いくらまでなら保険で補償されるのか、しっかり確認して保険に加入しましょう。
韓国旅行で飛行機が欠航して延泊費用がかかった・・
私は韓国旅行に行く際は任意の海外旅行保険に加入しています。しかし、航空機遅延は標準設定では補償に含まれていない場合が多いです。クレカ付帯の海外旅行保険も基本は補償に含まれていないので注意が必要です。海外旅行保険に加入する際は、航空機遅延の補償が含まれるか、必ずチェックしてください。
保険金額をよく確認していないと、万が一トラブルに遭った際に思ったより自己負担額が大きくなることがあります。金額を確認しておけば、任意の海外旅行保険に加入するか否かの判断基準になります。必要以上に保険に加入するのはお金がもったいないので、自分にとって十分な保険金額なのか、しっかり確認しましょう。
現地でトラブルに遭った際の連絡手段の事前把握が重要です。主な保険会社の連絡手段は以下のとおりです。
保険会社 | 連絡手段 |
---|---|
LINE電話 | |
LINE | |
電話 | |
電話 | |
電話 | |
電話 |
海外旅行保険に加入していても、いざというときの国際電話となると、連絡をためらってしまう場合も。LINE通話やLINEで連絡可能な保険会社だと安心です。加入前に緊急時の連絡手段を確認しておきましょう。
2泊3日の韓国旅行の海外旅行保険相場は800円~1,500円程度
2泊3日の韓国旅行の場合、海外旅行保険の相場は800~1,500円程度です。
保険会社 | 合計保険料 |
---|---|
870円 | |
1,360円 | |
870円 | |
870円 | |
1,540円 | |
870円 |
人それぞれ保険を掛けたい内容が異なるので、正解はありません。ただ、自分の加入しようとする海外旅行保険が相場から逸脱していないか、チェックしてみましょう。
スタンダードプランでは足りないと思う場合は、必要時応じて補償内容を追加してください。
【初心者必見】韓国旅行中に気をつけるべきこと
海外旅行保険に加入したからといって、何をしても大丈夫ということではありません。韓国旅行中は、海外にいることを意識した行動を心掛けましょう。
特に、韓国旅行初心者は以下の点に気をつけてください。
- 人通りが少ない道や暗い道に気をつける
- 水道水を飲まない
- なるべく観光地に行く
- 夜のタクシーに乗らない
- トラブルがあったときの連絡先を控えておく
詳しくは「【韓国旅行】日本語しか話せなくても大丈夫?おすすめの事前対策を徹底紹介!」でも紹介しているので、併せて韓国旅行前にチェックしてください。
100人に聞いた!韓国旅行で起きたみんなのトラブルを紹介
韓国旅行に行った人からトラブルの話なんて聞いたことないよ
韓国旅行に行った人が全員トラブルに遭うわけではありません。このため、トラブルが起こることは無い、と思ってしまう場合が多いです。
しかし、トラブルは突然起きるもの。実際に韓国旅行でトラブルに遭った人はいます。クラウドワークスで100人にとった独自アンケートの中から、韓国旅行でのトラブル事例を紹介します。
現地で豚肉を食べたら消化不良を起こした
タクシーのぼったくり
アカスリの勧誘がしつこかった。
日本人へ日本語を喋れるからといって近づいてくる韓国の男性が付きまとうような行為をしてきて怖かったです
ツアーのスタッフのせいでスーツケースが壊れた
明洞でパックを受け取ったらそのまま強引に店内に案内され、アイクリームを勧められた。断ると店員が明らかに不機嫌になり恐怖を感じたため友人と私で一つずつ5000円のアイクリームを購入せざるを得なくなった。
SNSなどでも目にするトラブルから、思いがけないトラブルまでさまざまな事例がありました。(ご回答いただたみなさん、ありがとうございました!)
海外旅行保険は、万が一のトラブルに備えて加入しておく安心材料です。クレカ付帯の海外旅行保険だけでは不安な場合は、任意の海外旅行保険にも加入しておきましょう。
まとめ:韓国旅行に海外旅行保険は必要!補償内容や緊急時の連絡先を確認しておこう!
韓国旅行で海外旅行保険が必要な理由や、海外旅行保険の相場や選ぶ時のポイントを解説しました。
結論としては、韓国に行くなら海外旅行保険への加入は必須です。韓国は日本と比べて犯罪発生数が多いことや、医療費が高額になる可能性があります。旅行で気が抜けて荷物を盗まれたり、辛い料理で体調を壊したりなど、韓国で起こるトラブルを事前にチェックしておきましょう。
韓国旅行前に、自分の持っているクレカに付帯する海外旅行保険の補償内容を確認してください。クレカ付帯の海外旅行保険だけで不安な場合は、任意の海外旅行保険に加入しましょう。任意加入の海外旅行保険の相場は800~1,500円と、手ごろな価格で加入できます。
トラブルに遭った際の連絡先を事前に把握することも重要です。韓国で突然トラブルに遭うと、気が動転して冷静な判断ができない可能性が高いです。万が一トラブルが遭った場合も対応できるよう韓国に行く前に、緊急時の連絡先やホテルの住所などを控えておきましょう!